ナノテク技術「小松式かぶと窯」と      

 ナノテク技術の成果「忍野炭」誕生の経緯        

注記

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  木炭が持つ優れた能力は、古来人々に認識され様々な分野で実証されてきましたが、未だ全ての能力は解明されておらず、宇宙的な潜在能力を秘めているとさえ思われます。このたび当社は、 日本に古来より伝わっている土窯による炭焼き方法の中に木炭が持つ潜在能力の新たな発見をし、工業化することに成功しました。

  理論上では、木炭が持つ臭い等を吸着する細かな穴であるポーラス(気孔)の表面積の最大値を得るための臨界温度は、1200とされていました。しかし1000以上では高額な土窯が3回程度の使用で破壊されてしまうため、工業化されませんでした。鉄窯では温度に耐えることは出来ますが、ポーラスが壊れてしまいました。また木炭の中に鉄が不純物として担持されて、炭の持つ触媒機能や吸着性に悪影響を与えていまいます。

  当社はこの問題に約7年間挑み幾度の失敗と改良を重ねた結果、土窯の耐用年数を大幅に引き上げることに成功いたしました。また大量生産型で誰でも扱え、窯の温度はコンピューター管理されておりますので品質のばらつきはありません。窯の名前を「小松式かぶと窯」と命名しました。 

  高度な顕微鏡で見ると、 高温炭に比べて一般の炭では焼き温度が低いので、マクロ孔の発生数が極端に少ないので、その分物理的な吸着性能は劣ります。また、備長炭の様に1000℃〜1200℃の高温で焼いた場合でも、特にうば め樫のような珪素分の多い木材を使用した場合 、ガラス状の所謂シリカの結晶が微細孔に付着します。それらが、ガス吸着の邪魔をするわけです。忍野炭のように、珪素分の少ない松、杉、ヒノキ、カラマツ等の針葉樹の間伐材を1000℃〜1200℃で焼くと 、「シリカの結晶」が少なく、また、微細孔の発生数もピークに達し物理的な吸着性能は最大になります。

   顕微鏡で見える一番大きい穴は水を吸い上げていた管で水管といいます。写真は1000℃〜1200℃の温度で数時間炭化させた時のものですが、水管には不純物の付着はなく綺麗な状態です。水管と水管の間にまた穴が開いており 、まるで蜂の巣のような構造、所謂「ハニカム構造」が出来ています。

 水管と水管の間の小さな穴も不純物はなく、管の内の横壁には、不純物のない無数の微細な孔「マクロ孔」 があり、「マクロ孔」の中は蟻の巣(溶岩窟、鍾乳洞)のような場所に、更に不純物のない微細な 「メソ孔」 、更に「メソ孔」の中に不純物のない微細な孔である「マイクロ孔」が得られております。

  マイクロ孔は1ナノ(=10億分の1m以下)の孔の大きさになっています。 気孔が綺麗になると、理論的には、日本の炭の最高権威である岸本定吉博士の説によると、炭の1グラムの表面積は約250uで畳150畳分に相当 するといわれています。また忍野炭の高温炭は、備長炭よりも数倍の時間を高温(1000℃〜1200℃)で炭化しますので原料の材質は基本的に問いません

  「小松式かぶと窯」での炭化精錬の状態は手前味噌かもしれませんが、仏教的表現では「魔か不思議な芳しき匂い」と共に「なんともいえぬ紫の雲が表れ窯の中の奥で菩薩が、ゆらゆらと極楽浄土 で待っている」ように見えます。

   キリスト教的表現ではビーナス誕生の様な、イスラム教的な表現では 映画での「アラビアのローレンス」と共にアカバに向かう場面で、イスラムの兵士(主人、恋人、息子...)を黒装束の女性達が山の頂から無事を祈り,見送るような声の響が、山の木々が奏でてくれます。非常に神秘的です。

 また現在普及している木炭(500以下または800前後の温度で生産される木炭)にもそれぞれ固有の特性と長所があります

      当社はこの特性と長所を生かしつつ、偶然に発見したアルギン酸(海草から抽出されるエキス)を混入することで、全ての木炭について大幅に効能持続(吸着→分解)ができることを発見いたしました。

  正直に申し上げまして童話的表現になりますが、「見捨てられた山の木々」と「見捨てられた海辺の海草」の融合が、木炭の効能持続に役立つとは予想 だにしなかったことであります。

  この発見と前述の土窯の成功とにより、500以下で生産される木炭(仮称O炭)、800前後で生産される木炭(仮称I炭)、1000〜1200で生産される木炭(仮称K炭)の3種類を配合し、更にアルギン酸などを混合して粘炭状態にしたものを、山梨県の富士山の麓で開発いたしましたので「忍野炭」と命名しました。これは日本国特許庁より国際特許の内諾を得ております。

  当社はこの忍野炭をベースとして、 先ずはシックハウス症候群及び化学物質過敏症の原因物質(ホルムアルデヒド、トルエン、ベンゼン及び不快な臭い)に悩まれる方々に提供することを第一の目的としておりましたところ、副次的効果として「静電気、白蟻とゴキブリも撃退し」、更に「忍野炭」の量を増やせば「調湿効果、暖房効果、冷房効果、花粉症及びアトピー対策」、更に量を増やせば「電磁波除去」、更に量を増やせば「保水効果」、更に量を増やせば、「水質改善」.......

   別角度で約100種類ある中の「ゼオライトの1種」を「忍野炭」に少量付加するだけで葡萄球菌も除去できることを発見し、配合に成功しました。 病院の院内感染対策に少しでもお役にたてればと考えております。

   特に、シックハウス症候群対策に日本国建築基準法では主要なVOCガスとして@2003年7月1日からはホルムアルデヒド、A2005年7月1日からはトルエン(シンナー)を対象としておりますが、当社 の忍野炭で出来た「サイエンスボード」は、当年よりの基準並びに二年後の基準をすでに達成いたしております。 また日本国厚生労働省が発表した-人体に有害な13種類のVOCガス、残りの40種類のTVOCガス(総揮発性ガス)-総ての安全の指針値をクリア−しております。

   たまたま偶然に得られた「忍野炭」は 用途別加工が容易であるため様々な 産業分野、例えば、環境、医療、医薬、福祉、教育、芸術、農業、電気、繊維、鉄道車両、自動車、航空、建築、家具、冠婚葬祭、食品、日用雑貨........等で効能があるものと確信しております。 福祉、教育、芸術の分野では日本古来の伝統芸術の文化と融合して、新しい日本発「炭の文化」の誕生が出来ればと期待しております。

  私の人生を振り返れば、山梨県都留市の一土木建設業者が三歳の時、中国の満州から帰国した時は栄養失調状態でした。祖父 が三日間私を炭の窯に閉じ込め私の体を治してくれました。祖父に教えられた炭焼き経験と林野庁の山梨の関係者からの間伐材の活用要請から始めたものでありますが、余りに大きな社会反響がありましたので、この事業を一企業のものとするのではなく、監督官庁は勿論のこと、地方公共団体、その他様々な分野で活躍されている若き善良な研究者の皆様にも、当社の基礎技術の提供を考えております。(含む小松式かぶと窯)

また「忍野炭」は全て自然素材から作られております。当社の事業は言うなれば自然の力を借りて営利を追求することになる訳ですから、その利益や活動が社会貢献につながらなければならないと考えます。そして 地球規模で社会貢献を実現することが、さらなる事業展開(例えばC60 ナノチュウブ....の大量生産)に結びつくものと確信しております。 従って当社の独占事業とする気持ちは有りません。

当社の製品、商品及び技術を早く社会に提供し普及させることで、更に安価に提供できるよう経営努力いたします。そこから自然との共存共栄という人類最大のテーマに微力ながらも貢献し、山村の悩み(若い後継者がいない)⇔都会の悩み(大気汚染)を忍野炭が「環境の味の素」としてうまく橋渡しをすることで、社会に末永く愛されることがこの事業の存在意義であると考えますし、希望します

従って、各国の各産業分野で事業において「王道」を歩まれる方々には「ノウハウ」は提供しますが、利潤のみの追求型企業、所謂「覇道」を歩まれる方々には当社の「ノウハウ」は提供しません。

私は一定量の販売量が確保された場合、会社の経営は外部の有能な方に委ね、私個人としては、商品販売よりむしろ、起業の契機である、森林資源保護と計画的伐採・植樹をすることで「大気保護」、「森林業従事者の生活改善」を支援することで、町村おこしに回帰すること により、今なお世界中の誰からも愛され ている童話「ピーターラビット」生みの親であるイギリスのBeatrix Potterさんのように「ナチュラル・トラスト」運動を富士の裾野から発信したいと思っています。

 最後に、本当に「頑固」と「意固地」と「へんこ」な私(学歴は山梨県の山村の工業高校の土木科しか出ていない私を)、総てボランティアで当社の開発に協力していただいた(物理、化学、生物、電気....等)の博士、教授等の諸先生方、 私の我侭を許してくれた家族と当社の従業員及び私の友人達、社会に広く伝達していただいたNHKはじめとするマスコミ関係者の方々並びに終始暖かく見守ってくれた日本国林野庁 職員の方々に感謝いたします。

2003年5月1  炭みや株式会社  代表取締役  小松 徹 

               兼 山英建設株式会社 代表取締役 小松 徹

                            監修 財団法人「節の会」監事  南淵弘昭  (補足) 

 

放映日2001/10/6

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経営理念の図式

木炭の微細孔写真

横断面 X500

従断面 X500

従断面 X500 従断面 X2000

マクロ孔とメソ孔 X5000

忍野炭の特質説明

各種炭の効能比較表

各省庁のシックハウス指針値と当社製品の比較表

忍野炭ファミリー

各種ナノテク炭素素材

 

新規開発実験VIDEO

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